今回は試験的に、小型の300サイズ爬虫類ケージを制作・販売してみました。
目的は「コストを抑えた小型ケージが成立するのか?」の検証です。
■仕様とコンセプト
今回のケージは、できるだけコストを抑えたシンプル構成で設計しました。
- 材質:合板(9mm)を使用しブラウン塗装
- 底面:CF素材+コーキング処理で簡易防水
- 天板:丁番による開閉式+ロック金具付き
- サイズ:幅319mm × 奥行303mm × 高さ267mm
- 天板:網戸用ネットを使用し、溝加工+ビートで固定
「小型で安価に作れる実用ケージ」という位置づけでの試作です。
■制作して分かったこと
実際に作ってみると、いくつか明確な課題が見えてきました。
まず、ビートの施工性が悪く、安定してはめ込むのが難しい点がありました。
この方式は今後は採用しない方が良さそうです。
また、防水についても底面のみでは不十分で、最低でも床材を敷く高さまでは防水性が欲しいと感じました。
さらにサイズ設計も、アクリル板の都合で決めた結果やや中途半端になってしまったため、今後は規格として扱いやすいキリの良い寸法に統一したいところです。
■コストと収益の現実
今回の制作コストと販売結果は以下の通りです。
- 材料費:約1,500円
- 制作時間:約5時間
- 販売価格:3,500円(送料込み)
- 送料:1,050円
- 実質利益:約2,450円
この結果を時給換算すると、およそ時給200円程度という計算になります。
正直、労力に対してはかなり厳しい数字でした。
■結論:300サイズは一旦終了
今回の検証を通じて、小型300サイズは「コストと手間のバランスが合わない」という結論に至りました。
そのため、300サイズの量産・継続販売は行わない判断としました。
■次の展開:600サイズへ
ただし、今回の試みは失敗ではなく、明確な前進でもあります。
小型では採算が厳しい一方で、構造・防水・設計の改善ポイントはかなり見えました。
そのため次は、より実用性と採算性のバランスが取りやすい600サイズでの制作に挑戦する予定です。
■まとめ
今回の300サイズは「小型・低コスト化の限界を知るための実験」でした。
利益だけを見ると厳しい結果ですが、設計・製作・コスト構造の理解という意味では大きな収穫があります。
次の600サイズでは、この経験を活かしてもう一段完成度を上げていきます。